アホウドリ
全長 |
92cm |
翼長 |
240cm |
翼幅 |
17cm |
体重 |
7,000g ♂がやや大きい |
卵の重さ |
370g |
飛行速度 |
最高90km/h |
繁殖地 |
鳥島、尖閣諸島 |
繁殖期 |
冬 |
抱卵斑 |
1 |
抱卵 |
65日 |
死亡率 |
年4.5% |
寿命 |
22年 |
10月 上旬 |
♂ 北太平洋北部から戻る。 営巣地内に自分の巣場所を確保。 |
10月 中旬 |
♀ 数日遅れて到着。 挨拶を交わして、つがい相手を確認。 交尾 |
10月下旬〜11月中旬 |
産卵(白、一個だけ) メスが抱卵。(一週間〜10日間絶食) オスは食事に行く。 一週間〜10日後オスが戻り、メスと交代。 |
12月下旬〜1月上旬 |
ヒナ誕生 綿羽の生えた早成性 始めは前胃の腺が分泌する油状の液で、 後に半消化の魚などで育てる。 孵化後半月はヒナを抱くが、その後両親は採食に出、 2〜4日間隔で帰巣し、給餌。 |
5月10日頃 |
ヒナ 親より重くなる。(8kg) 親鳥 島を離れる |
5月下旬〜6月上旬 |
ヒナ 島を離れる |
3〜4年後 |
若鳥 生まれた島に戻る。 未婚の若い鳥に、相手構わず求愛。 繁殖には至らず。 |
7〜8歳 |
つがい相手が絞られ、初繁殖。 |
10歳以上 |
完全な成鳥羽となる。 |
餌 |
最大でも1mほどしか潜水できないので、イカや浮上した魚、海洋生物などに依存。 海の掃除屋 |
嗅球が発達。嗅覚によって餌を探知。 |
毎年同じ雌雄で繁殖するが、非繁殖期は別々に行動。 |
赤道付近で無風地帯があるため、飛翔力が強大なのに、北半球と南半球を行き来する種がいない。 |
アホウドリと同様滑空の専門家、グンカンドリは赤道付近に生息するのに、 アホウドリ類は赤道付近には生息しない。 アホウドリは強い風の吹く波の荒い高緯度海域に適応。 グンカンドリは大気が対流する熱帯の弱風に適応している。 |
コアホウドリ |
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成鳥の年死亡率 |
5〜6% |
|
平均寿命 |
18年 |
|
繁殖 |
|
最初、♂が抱卵 雌雄3回ずつ抱卵を受け持つ。 抱卵中は絶食 |
繁殖期間 |
240日 |
|
内 上陸日数 |
160日 |
|
滞在時間 |
30%(♂18%)(♀12%) |
|
抱卵期間 |
♂36日、♀29日 |
ワタリアホウドリ |
次列風切羽は鳥類最多の37〜40枚 |
成熟まで8年かかる。 |
|
ワタリアホウドリ |
アホウドリ |
ハイガシラアホウドリ |
マユグロアホウドリ |
ハイイロアホウドリ |
体重 |
8,727 |
7,000 |
3,788 |
3,788 |
2,840 |
卵重 |
502 |
375 |
276 |
257 |
245 |
% |
5.8 |
5.4 |
7.3 |
6.8 |
8.6 |
雛 |
352 |
267 |
197 |
189 |
176 |
抱卵日数 |
78 |
65 |
72 |
68 |
69 |
繁殖周期 |
隔年 |
毎年 |
隔年 |
毎年 |
隔年 |
ダイナミックソアリング |
洋上では海面に近くなるほど風速が遅くなる。 アホウドリは風下に向かって降下し、勢いをつける。 その勢いを利用して風上に向かうと、スピードは遅くなるが、上昇することができる。 12mほど上昇したところでまた風下に旋回する。 風の力を利用したこの効率の良い飛び方をダイナミックソアリングという。 |
滑空 |
揚力が抗力の50倍とすると滑空したときに、50m飛んでも高度が1mしか下がらない。 風も上昇気流もないとき、富士山の山頂から飛べば名古屋まで滑空できる。 |
ミズナギドリ目 |
75%が南半球で繁殖。 |
脂肪性の体臭が強く、嗅覚が発達。 |
オオミズナギドリ |
南半球で繁殖する種の多いミズナギドリ科にあって、唯一西太平洋の温帯域で繁殖。 |
孵化したヒナは二ヵ月後に成鳥の1.5倍の体重になる。 |
シロハラミズナギドリ |
腸は上半分が手ぬぐいを絞ったようにねじれている。 下半分は細く複雑に回転している。 これは、少量の食物をなるべく長く腸に保ち、長時間栄養を摂取するための適応。 荒天時の絶食にも耐えることができる。 |
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アホウドリ |
ミズナギドリ |
尾 |
短い |
長い |
第一趾 |
なし |
あり |